2023年上半期ふりかえり: 一番のヘタクソでいよう、その先へ

2023年上半期のふりかえり記事を書こうと7月ぐらいに思って、現在9月。正直あんまり書くような成果や思いがないから書かなかった、というのが大きいのかも。ないならないなりになんか書く。

一番のヘタクソでいよう、その先へ

「一番のヘタクソでいよう」っていうのは良い言葉なんだけども、色々やってきて、さすがに一番のヘタクソではいられなくなってきた。iOSエンジニアにキャリアチェンジしたのが2019年だから、今年で4年目になる。そりゃさすがにスキルも上がっては来る。同時に飽きも来ている。Apple製品の進化の停滞感もあいまって、時々すごいマンネリを感じる。

ただじゃあ飽きたので別ジャンルに……というのは考えてなくて、基本的にはiOS開発を更に深める方向で行きたい。

同じことやり続けるメリットも当然あって、ずっとやってれば段々楽にはなってくる。同じ難易度のタスクに対して、解決できるスピードも上がっていく。正直今の自分のスキルはまだ理想よりも全然遅いんだけども、それでも1年目のときと比較した場合、段違いに楽にはなってると思う。

ただ楽しすぎるとね。いつの間にか新しいものを吸収できない人になってしまったりもするので。「飽きた」というのは俺のモチベだけだから別にいいんだけど、コンフォートゾーンにずっと浸かってしまう問題はちょっとヤバい。今のところ負荷が軽いと感じたことはないので、しばらくこのままで行くけど、数年後そういうときが来るような気もする。1社目がそういう感じだった。

3年、というのは1つの節目だろう。3年やってモノになってないと自分で感じたら、別の道を探った方がいいと俺は思っている。ただモノになったらなったで、別の悩みが出てきて、悩みが尽きることはない。

思い返してみると、過去は転職で上手いこと環境がリセットされて、なんとなく前向きになっていた気がする。今、転職という手段がなくなって、いよいよごまかしが効かなくなってきた、そんな気がする。

クリエイティブな方面で認められたい願望

何がどうなったら満足するかなとつらつら考えたけども、どうもクリエイティブな方面で認められたい願望があることに気づいた。

年収が上がるとか良い会社入るとかももちろん嬉しいんだけど、なんかそれで本当に満足できることはなさそう。

自分の創造性を発揮したものを世の中に出して、それが認められたい。

そんな恥ずかしい願望が未だに自分の中にあるんだなあ。

クリエイティブな人が多い会社に入ったので、それでなんか変わるかなと思ったけど、そんなに甘くはなかった。

体のコンディションがだいぶ良い

今年はなんかこの数年取り組んできたケガ対策が実を結んで、膝痛とか腰痛とかがだいぶ改善してきた。柔軟性を意識するようにしている。

腰は基本的に痛くないんだけど、仰向けで寝てるときにまだ違和感が出るときがあって、それで睡眠時間削られるのが嫌だ。腹筋・背筋を鍛えたり、ブリッジ入れたりすると改善する気がする。筋トレが好きじゃないので、腹筋・背筋をマジメにやる気持ちになれない……

結構大変だったのかも

転職してから、そんなにプレッシャーがない環境でやってると思ってたんだけど、普通に結構大変だったかも。スピード感を出すために、常に全力ダッシュをやってるような感じ。リモートワークで通勤なくて、肉体的には楽なんだけど、結局成果は出さないといけないので、本当に楽したいなら仕事を辞めないといけないっぽい。

普通に旅行できるようになった

コロナの5類移行がいつだったかも忘れてしまったが、なんか今年からマスク着用が自己判断になって、これでだいぶ日常生活が楽になった。マジでマスクが嫌いすぎる。

去年ぐらいは、普段の生活がリモートワークということもあって、店とか公共交通機関とかの感染症対策の状況とか温度感とかが本当にわからなくて、とりあえず安全に倒して、ほぼ常に外出中はマスクしてるみたいにしてた。

空気読むっていうのが本当に苦手なんですけど、去年のマスク状況は本当に空気読みが求められてつらかった。相手のマスク信仰度にあわせて行動を変えないといけなかった。MAX警戒でやるなら、メシ食うときは黙って食べて、終わったらマスクつけて会話する、が一番感染リスク低いんだけど、場の雰囲気とか相手とか感染状況とか見て、どこまで丁寧にやるか調整しないといけなかった。あと個人的にメシ食った直後にマスクつけるのがマジで好きじゃなかった。

普通に旅行できるようになった、というのは本当に大きい。いや去年も旅行自体はできたけど、なんかまだ色んなところで日常が戻ってない感じがあった。マスク着脱だけではなく、人数制限とか普通予約しなくていい施設が予約必須になったり、とにかくめんどくさいことが多かった。仕方ないことなのはわかってたけど、そういうの食らうたびに萎える自分がいたのもまた事実。

8月に入って、感染者数はきっちり伸びてて、会社の人も半分ぐらい体調不良訴えてるみたいな状態もあったので、危ないとは思うけど、マスク生活に戻りたくはないとも思ってしまう。

感染症については、もう完全に世の中の流れに従うことにした。世間がガスマスクつけろというならガスマスクつけるし、裸で生活しろというなら裸で生活するよ。医療に関しては俺は完全に素人だし、専門家の意見を尊重する。

普通に旅行できるようになった恩恵として、長期旅行の非日常感によって、変わり映えしない普通の毎日をリセットすることができるようになった。これがメンタルに良く効く。普段の自分を俯瞰で見れるのもすばらしい。

サブカル

2023年もそんなに2022年と傾向は変わってない気がする。真空ジェシカを追ってて、その周辺も詳しくなったかな。ママタルトとか永田敬介とか令和ロマンとか。ラジオめっちゃ聞いてるかも。運転中・電車移動中は特にラジオ派になった。聞く音源がないときに「くっ……音楽でも聴くか……」って感じ。

そんな感じなので、あんまり音楽は新規開拓してない。基本Apple Music任せに聴いて、その中で気に入ったものを自分のプレイリストに入れて、たまに聴きたくなった昔聴いてたミュージシャンを入れて、という感じ。

yamaは相変わらずよく聴いてる。NOMELON NOLEMONというユニットが良くて注目してる。GO!GO!7188のボーカルが解散後に組んでたチリヌルヲワカというバンドがあることをサブスクのおかげで知って、カスガイという曲をめっちゃヘビロテした。ネクライトーキーの新譜が良かった。よくわかってないけど、Wang Dang DoodleというユニットのGIRI GIRI GIRLになんかハマった。そんな感じかなあ。こう列挙してみると女ボーカルばっか聴いてんな。女ボーカルばっか聴く奴なんか嫌いなんだよなあ。

一時期はサブスクで流れてきたのを消費する時代に乗ってればええと思ってたけど、最近は気になったらなるべくプロフィールを調べたりするようにしている。「純粋に音楽だけを評価したい」みたいな言い訳を昔は思っていたが、何をどうしたって背景情報がないと、曲に思い入れなんてわかないので、サボらずに調べた方がいい。

マンガはシグルイの山口貴由作品への熱が突然戻ってきて、「蛮勇引力」と「劇光仮面」を読んだ。「やまぐちたかゆき」って読み方がずっと覚えられない。「貴由」って漢字が厳しい。「劇光仮面」はなんか完全に想像を超えてきて、めちゃくちゃ良かった。特撮趣味が全開になってて、それ自体は共感できないんだけども、それを超えて、マンガのストーリーに感動してしまった。山口貴由作品にしかない熱さだと思う。

ロシア文学読みたいなと思って、昔挫折したアンナ・カレーニナを再び買った。昔なぜか英語で読もうとしたんだよな……光文社さんのおかげで読みやすい訳になってて、すごく読みやすいと思う。ただアンナ・カレーニナが出てくるまでに1巻の10%ぐらいたっぷり使うテンポ感で、タイムパフォーマンスを気にしてたら読めない作品だなとも思った。昨日やっと1巻読み切った。あと3巻。とにかくたくさん登場人物が出てきて、それぞれが思い思い動く感じなのを理解すると、割と楽しく読めるようになってきた。純粋にアンナの不倫パートだけを切り抜くならたぶん200ページぐらいなんじゃないか? ただ贅肉の方に価値があるっぽい、というのはどうやらわかってきた。そんなにヴロンスキーとアンナの道ならぬ恋を強く描きたい、というのではなくて、もっと総合小説っぽい。

終わりに

明確にこれを書く、というのがないまま書いたので、まとまりのない文になった。けどまあたぶんこんな感じかな今は。現状は、上手くいってると言えば上手くいってるけど、本音言うとなんかすげーいい感じではないというか、ホームラン感がないというか。もっとがんばっていきたいね。

終わりです。

(了)