個人がインターネットで金を稼げる仕組みが求められている
インターネットは基本的には無料コンテンツで成り立っている。 青空文庫に行けば、著作権が切れたものであれば、過去の文豪の傑作がいくらでも読める。 Youtubeの動画も素晴らしいし、ニコニコ動画で素人が面白いことやってるの見るのもいい。
しかしその流れが変わりつつあるのではないかと僕は感じている。 インターネットの大原則だった「フリー」(無料)が、変化しつつある。 インターネットの有料化は、需要側と供給側、両面からニーズがある。
●消費者側(需要側) 無料コンテンツはクオリティに関しては玉石混淆→金を払ってでもいいからいいものが欲しい
●コンテンツ提供者(供給側) 金が欲しい 既にWEB企業は有料化を進めている。 たとえばニコニコ動画のプレミアム会員。
FC2動画の有料会員や、Amazonのプレミアム会員などなど。 「タダでも使えるけれども、お金を払ってくれたらもっといいものを提供するよ」という仕組みが多い。
B to Cならば、この手の仕組みはたくさんある。 けれども、個人が作るコンテンツで金を稼ぐ方法というのは、少ないのではないかと思う。 そういった仕組みがあれば、世の中でもっといいコンテンツを増やせるのではないかと考えている。 今の日本でも、既にそういう仕組みは存在しないわけではないが、一般的ではない。 昔ながらの、出版社に文章やマンガを売り込んだり、アニメや音楽も会社を通すという方法でないと、クリエイターは金を稼げない。 「俺……バンドで食っていこうと思うんだ。レコード会社にデモテープ送って、返事も来た」 と親に真剣に言えば、理解のある親なら聞いてくれるかもしれないが、 「俺……真剣にニコ動の歌い手で食っていこうと思うんだ」 と言ったとしたら、どれほど真剣に言っても親は反対するだろう。
今回は個人がインターネットで金を稼げる仕組みをいくつか紹介する。
アフィリエイト
ブログを書いていて、金を稼ぐとしたらまず考えるのがアフィリエイトだろう。 「プロブロガーになる」とか言ってる人も、だいたいこれで儲けようとしている。 自称プロブロガーのイケダハヤト氏は、公称500万円稼いだことになっている。 (参考) オレがイケダハヤトさんのプロブロガー収入に納得できない理由
イケダハヤトはGoogleAdSenseと、ブログ内の広告スペースを売っているらしい。 ちなみに与沢翼の詐欺情報商材も、「アフィリエイトで億万長者!」みたいな内容なので、業が深い。
有料メルマガ
メールマガジンで金をとるという方法もある。 ただし、結構な有名人でもメールマガジンという形態だと、なかなかユーザー数を獲得できないということが多いようだ。
NAVERまとめ
NAVERまとめを作るとインセンティブがもらえる。 NAVERまとめはいくら稼げる?リアルな数字をまとめてみた 金額的にはかなり頑張って小遣い程度、という感じのようだ。
「note」
僕が注目してる、かつ世の中的にも注目されているのがこのnoteというサービス。 文章とか写真とかを公開して、自分でその金額を指定することができる。 noteで1ヶ月間3万字500円のテキストを売った結果を公開するよ(数字つき) まあしかし、これも小遣い程度。
まとめ
出版業界や音楽業界では、ただ小説書いてるだけ、ただ曲作ってるだけで生活してる人がいっぱいいるわけだから、 もうちょっとインターネット上のコンテンツ提供者も金儲かってもいいと思うんだけど、 仕組み自体は既に存在するが、十分な金額が稼げていないのが実情だろう。
なぜ小遣い程度しか稼げないのかというと、やはり「(インターネットで)お金を払ってでもいいものが欲しい」という需要がさほどないからだろう。 「お金を払ってでもいいものが欲しい」のならば、普通にnoteではなく本を買う、という人の方が多いだろう。 (了。0:40)